torajima 
Salesforceのフローとフロービルダーは、活用できるようになることでSalesforceの活用の幅をグッと広げたり、かかる工数を削減したりすることができます。
本記事ではその特徴と基本的な使い方についてわかりやすく解説します。
ぜひご自身の環境でも確認しつつご覧ください。
Salesforceフローとは
Salesforceフローは、Salesforce上で自動化プロセスを作成するためのツールです。これにより、繰り返し行われるタスクを自動化し、効率化することが可能になります。フローは、データの更新、レコードの作成、通知の送信など、様々なアクションをトリガーに基づいて実行できます。
フロー作成画面への行き方
フロー作成画面への行き方については下記URLよりご確認ください
フロービルダーの特徴
フロービルダーの特徴は下記3つになります。
- 多様で高度トリガー条件
- 対話型プロセスの作成
- 高度な自動化の設定が可能
- ノーコードで作成可能
多様で高度トリガー条件
フロービルダーでは、さまざまな条件のトリガーを設定することが可能となっています。
- クイックアクション等で選択された時
- スケジュールで起動
- レコードの作成・更新時 など
これらを駆使することにより、自由かつユーザーに負担の少ないフローを作成することが可能です。
リソースの利用
下記のリソースを活用することにより、レコードの取得や削除フローの分岐などをより柔軟に構築できるようになります。
- 変数
- 定数
- テキストテンプレート
- 数式
- フェーズ
高度な自動化の設定が可能
レコードの削除や外部システムとの連携、分岐やループなどの複雑なロジックの実装など、高度な自動化を実現できます。
これらを駆使することにより、例えばレコードが入力された際、今あるレコードを検索して同じレコードが存在しないかの確認をし、同じレコードが存在しない場合はそのままレコードを追加、すでにレコードが存在する場合はそのレコードを更新することなどが実現可能です。
ノーコードで作成可能
プログラミングスキルがなくても、ドラッグ＆ドロップのインターフェイスを通じて視覚的にも簡単にフローを作成できます。
フロービルダー作成の流れ
フロービルダーの作成は基本的に下記流れで作成すると抜け漏れなくスムーズに作成することができます。
- フローの設計
- トリガーの設定
- アクションの追加
- 条件分岐の利用
- テスト
- デプロイ
フローの設計
まず、自動化したいビジネスプロセスを整理し、フローの全体設計を行います。
どこまでを機械に任せて、どこまでが人間がやる必要があるのかを洗い出した上で、
- どのタイミングで発動させる必要があるのか
- どのような結果になる必要があるのか
- その結果を作るためにはどのような流れのフローが必要なのか
を洗い出しておくと後々進めるのが楽になります。
トリガーの設定
フローを起動するトリガー条件を設定します。
先ほども記載した通り、さまざまなタイミングで実行されるように設定できます。
- クイックアクション等で選択された時
- スケジュールで起動
- レコードの作成・更新時 など
入力項目がなければスケジュールやレコード作成・更新時にするなど、できるだけ人の手を使わなくていい形で設定しましょう。
アクションの追加
ここから先はトリガーにより発動された後のフローを作成します。
データの更新やレコードの作成、メールの送信など、さまざまな設定ができるため、それらを用いて実現したいことを作り上げます。
詳しい作成方法については後日投稿します、
条件分岐の利用
必要に応じて条件分岐を使用して、特定の条件下でのみ特定のアクションを実行するように設定します。
テスト
フローが正しく動くかどうかをテストします。
- トリガーの開始タイミング
- フロー途中にエラーが発生しないか
- 予期せぬ入力があった際の対応ができるようになっているか
などを入念に確認してください。
デプロイ
テストで正しく動作することが確認できればデプロイして実際に使用できるようにします。
最後に
ただ、どうやって「ゴールを決めればよいか分からない」「何をKPIと置いて集計していけばよいか分からない」ご不安な点が数多くあるかと思います。
弊社では現場と経営層のハブとなるよう、御社の業務に入らせて頂き、ゴール設定、KPI設定までご支援させて頂きます。
お気軽にご相談下さいませ。
