会計年度の設定方法

Salesforceにおける会計年度は、顧客管理の基盤となる重要な要素です。

会計年度とは、企業が売上計算するために用いる、特定の12ヶ月周期を指します。

具体的な例を挙げてみましょう。例えば、ある企業が1月1日から12月31日までを会計年度としている場合、この期間内の収益や支出が、その年度の財務状況を反映することになります。しかし、全ての企業がカレンダー年度を会計年度として採用しているわけではありません。中には、4月1日から翌年の3月31日までを会計年度とする企業もあります。このように会計年度は企業ごとに異なるため、Salesforceを活用する際には、自社に合った会計年度の設定が不可欠です。

会計年度を正しく設定することで、Salesforce内でのデータ分析やレポート作成がより精度高く行えるようになります。例えば、売上予測や販売戦略の策定、実績レポートの作成など、多くの場面で会計年度は基準となる情報です。

※レポートの作成方法については、別の記事で解説致します。

設定するメリット

会計年度の設定により、企業の売上状況を正確に把握しやすくなります。特定の期間に焦点を当てることで、詳細に分析し、それに基づいた戦略的な意思決定が可能となります。また、会計年度ごとにデータを区切ることで、年度毎の比較分析が容易になり、ビジネスの成長や変化を明確に捉えることができます。

さらに、Salesforceを活用することで、会計年度に沿った目標設定や業績評価がスムーズに行えます。会計年度ごとに定められた目標に基づき、営業成績やプロジェクトの進捗を評価することができ、組織全体の成果向上につながります。また、年度ごとの業績データは、将来のビジネス計画や戦略の策定においても重要な参考資料となります。

会計年度の設定方法

これまでの説明通り、Salesforceでの会計年度の設定は、企業の売上把握や意思決定にとって欠かせない要素です。ここでは、Salesforceにおける会計年度の設定方法について、わかりやすくご案内します。

まず、Salesforceの設定から「会計年度」にアクセスします。

Salesforceでは、標準的なグレゴリオ暦に基づく会計年度や、独自のカスタム会計年度を設定することができます。例えば、ある企業が4月1日から翌年の3月31日までを会計年度とする場合、この期間をカスタム会計年度として設定することが可能です。

設定画面では、会計年度の期首月を入力し、保存を押下して完了です。

これで、レポートの検索条件上でみなさまの企業に合った年度設定が可能となりますので

みたい年度毎に合わせてデータ出力が可能となります。

<補足>

「期末月に合わせる」

2024年4月が年度始めの場合→2025年度

「期首月に合わせる」

2024年4月が年度始めの場合→2024年度